2006年05月13日

漫画 岩明 均『ヘウレーカ』

『寄生獣』で有名な岩明 均氏の漫画。

紀元前のシチリアを舞台にローマから離反しようとするシラクサと
ローマ軍の戦いを背景に人間模様を描く。

大数学者アルキメデスも登場し科学者による戦争の変遷の一面もうかがえて面白い。


戦争の悲惨さを訴えつつ、なぜ人間は戦争を続けるのだろうか。
誰かが言っていた。
人が延々続けてきたものがある。セックスと戦争だ。

戦争は人の世界観を変えるのだろう。
作中の言葉も胸にしみた。
1人殺せば 殺人犯
 世界中の半分を殺せば 英雄
 人間を全部殺せば 神である

絶望に満ちたラストだが、"愚かな"私達人間がいま生きていることに「希望」を見出すことは可能であろう。

遺跡を前にし、当時の風景に思いを馳せる時間散歩は、自分自身が体験し得ないことを体内に取り込む有意義なものだと改めて思った。




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posted by 俺 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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