2005年04月01日

ノンフィクション セックスボランティア

セックスボランティア 障害者だってやっぱり、恋愛したい。性欲もある。
その思いを満たすための「性の介助」の現実とは?

「障害を持つ人には性欲はない」などと考えている人が普通にいる。
障害者の性に対して私達は無知であるし、経済援助を受けて生活しているのにそれを性欲を満たすのに使うことはどうかと思ってしまう。
だけれど本当はどうなのだろう?人間として根底にあるのはどんな欲求なのだろう?この本に惹かれたのはそんなことを思ったからだった。

障害者であっても性欲があるのはごく自然のこと。タブー視されているのが現状だが、性という人間の根本の欲求を除いて、QOL(:生活の質)を考えることはできないのではないだろうか。

同性愛も安楽死も売春も認められている国、オランダでは、障害者の性に対してもいろいろな取り組みがなされている。「SAR」という有償で性の介助をおこなう団体があり、障害者がSARを利用するための経済援助をする自治体もある。日本でも障害者が利用できる風俗店が出てきているということをこの本で知った。

しかし、性欲が満たされるだけでは十分ではない。性と性欲は違う。この本の第8章、ゆかりさんと葵さん話を聞いているとそれが伝わってくる。性と生と心、それらは切り離せないものなんですね。考えさせられた。




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posted by 俺 at 16:37 | Comment(0) | TrackBack(4) | 書籍
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